個人競技における共同体感覚
アドラー心理学勉強会
久々の更新となってしまいました。自分の考えを整理するためにもアウトプットの機会を増やしていかなければいけないと反省中です。。。
さて、私がスポーツメンタルコーチングを学んだのは以前にもご紹介した一般社団法人フィールド・フローのスポーツメンタルコーチ養成講座です(詳しくはこちら)。
こちらではアドラー心理学をベースにしたスポーツメンタルコーチングを学びます。私にとってのコーチングのベース、スタートラインはフィールド・フローであり、柘植陽一郎さんです。
先日、アドラーカウンセラーであり、伴走家としてご活躍される先輩コーチである磯野茂さんが、フィールド・フロー卒業生向け勉強会でアドラー心理学について講義してくださいました。
その中で出てきた『共同体感覚』という言葉がとても印象に残り、これまで自分が選手としての経験を通じてなんとなく大切だなと感じていたものの全容というか方向性というか、そのようなものが具体的な言葉で捉えられた気がしました。
学生時代、大学の体育会洋弓部の主将として大切にしたかったこと。
実業団チームに入ってからもずっと足りないと感じていたもの。
アーチェリーという個人競技でも、個人の能力だけでなくさらにそれを伸ばすためにチームとしての意識、感覚が必要であるとずっと感じてきました。それをチームワークとかチーム力と表現してみたり、目に見えない力みたいなもののイメージで捉えたりしていました。
その勉強会に一緒に参加していたメンタルコーチ仲間から、「サポートしている総合格闘技の選手向けに、個人競技をしていた選手目線でチーム力の大切さを感じた経験を話してほしい」ということでアウトプットする場を頂き、改めてその大切さを自分自身も感じることができました。
学問的なことをお話しするのではなく、自分の経験をただ言葉にさせて頂く、時間もかなり限られた中でのことだったのでほんの一部の考えしかアウトプットすることはできませんでしたが、今後はこの自分の持っている感覚や信念と学問的なことを擦り合わせて、より学んでいきたいと感じられる時間でした。
所属・貢献・自己受容・信頼といった感覚からなる共同体感覚。
これがスポーツ現場で高められたとき、チームスポーツはもちろん、個人競技であっても、更なる成長が促進される。そんなことをスポーツメンタルコーチとして大切にしていきたいと思います。
そのためにもまずはこちらの在り方として、
相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じる。
ということを心に留めて、クライアントへのコーチングを行っていきたいと思います。